【和泉市】のぞみ野で人気の洋食レストラン「プチラパン しんむら」がひっそりと閉店されています
のぞみ野の住宅街に佇む、まるでヨーロッパの街角を思わせる洋館レストラン「プチラパンしんむら」が、静かにその歴史を閉じました。
突然の閉店ですが、店先には「急で申し訳ありません 事情により閉店いたします 長い間ありがとうございました」とだけ記された張り紙が貼られており、詳しい理由は明かされていません。
近隣の方によると、急だったため、閉店を知らずに今もなお訪れる方がいて、張り紙を見て驚きながら帰っていかれるそうです。それだけ多くの人に親しまれていた場所だったことがうかがえます。
「プチラパン しんむら」は、店主が子どものころにデパートの大食堂で食べたハンバーグの味に感動したことが、料理の原点だったそうです。
そこから洋食を独学で勉強され、作りあげられたオムライスやビフカツ、エビフライは、どこか懐かしく、やさしい味わいでした。
ツタに覆われた隠れ家のような外観、落ち着いた雰囲気の店内、そして丁寧につくられた料理。そんな特別な空間がなくなってしまったことに、寂しさを感じる方も多いのではないでしょうか。
心に残る美味しいひと皿と、かけがえのない温かな空間、そしてたくさんの笑顔をありがとうございました。